ゴールデンウィークと古道具屋

前回更新したのが昨年の１２月。あっという間に４月も後半。時が過ぎるのは早いものです・・・。

もうすぐ、というか明日からゴールデンウィーク。

結婚する前はとにかくヒマだったので、長期休暇は友達と、もしくは１人でよく古道具屋廻りをやってました。レコードマニアだったらみんな行きますよね。数百円で数万円のレア盤発掘！夢のある、そして現実的に願いをかなえる短い旅。そんなところですか(笑)。

もう２０年以上前になりますけど、福岡の遠賀に古道具屋というかガラクタ屋がありました。店名は忘れてしまいましたけど有名なお店だったので、あ！行ってた！って人も多いのではないでしょうか？いつ閉店したか分かりませんけど、１０年前にはもう閉まってた気がします

色々な物が雑然と置いてあり（暗い中に古びたマネキンや日本人形があって、うわぁ！と思ったこともありました・・・）、薄暗い奥の方にレコードがズラッと並んでいました。

何回か通わないと見切れない、そんな感じで、ひたすら時間を忘れレコードをあさっている時は、楽しい時間でした。LPが１枚７００円でEPが３００円だったかな。

当時は情報もネットで試聴、なんて無かったので、ひたすら買って家に帰って聴く。みたいな作業を毎日やってました。発見も多いですけど、ハズレも多かったです。７割はハズレ、みたいな・・・。

唯一写真が残っていたのがこの店だけだったので、これは記録しておきたいと思いまして書いている訳ですけど、お店の写真なんて撮らないですよね。レコードが全てだから！

イギリス、フランス、韓国、奄美大島、色々行きましたけど一切撮ってません。今思うと記録しとけば良かったけど、まぁ頭の中はレコードでいっぱいですから、そんな余裕もないですよ・・・。

今では雑然としたガラクタ屋なお店は少なくなってしまいましたね。

ヤフオクがあり、メルカリがあり、コロナがあり、そんな状況で細々としぶとく居てくれたお店が閉店してしまうのは本当に寂しいです。

あの、何とも言えない高揚感と見知らぬレコードと出会う瞬間。そして人には見せられない姿でレコードをあさる感じ。また味わいたいなぁ。まぁレコード屋がこんな事書いちゃダメなんでしょうけど・・・・。

でも、入るには勇気がいる怪しいお店に行って、癖のありそうな店主に軽く挨拶をし、レコード見せてもらっていいですか？と断りを入れ、緊張感あるレコードハンティングを、一度経験して欲しいです！