レコード購入記 1
レコードはいつから買ってるんですか?とよくお客さんに聞かれるのですが、物心ついた時から聴いていたので、幼稚園ぐらいから親に買ってもらっていました。時々シングル、特別な日はLP、そんな感じで。
そして意識的にコレクタブルな物を買いだしたのは、小学校高学年から。これはそんな時の思い出深い話。
福岡市東区の流通センターで一年に一回やっている、流通センター祭りという催し物がありまして、その時に、古道具屋が通り一面に軒を連ねている時期がありました(今はもう出てないはず)。
小さい時から古いものが好きでよく覗いていたんだけど、そんな一軒にレコードの山が!
その中にビートルズのLPが飾ってあり、何か一枚買おうか、と迷ってたら、ちょっと珍しい帯つきの「ヘイ・ジュード」っていうアルバムがあった。一応国内オリジナル盤ってやつ。
もう一枚、内容的にもジャケット的にもイイやつ「イエスタデイ&トゥデイ」ってのもあったけど、帯は付いてなかった。
なので帯が欲しくてヘイジュードを選んだ。嫌な12歳・・・。
「お、兄ちゃん。ビートルズ好きとな?」
「ハイ!大好きです!(コレクター的感情は出さなかった。値段吹っ掛けられたら嫌やもんね。嫌な12歳・・・)」
「そうね、じゃあ1000円でよかよ!」
「わ~い!!有り難うございます!(一応純粋さを強調。坊主頭だから説得力あっただろうな。邪な気持ちでいっぱいだったんだけど・・・)」
こんな感じで私のコレクター人生は始まってしまった・・・。
その後、真のコレクターにはなれない、そう気付いたので、25歳ぐらいの時ビートルズのレア盤は殆ど売ってしまいました。
でも、この時買ったヘイジュードのアップル帯付きは、未だに持ってます。やっぱ眺めてるとあの頃に戻る気がしますもんね。そして、初心忘れるべからずって感じで。しかし、そんな初心(コレクター根性)忘れたほうがいい気もしますけど・・・。
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