収集癖とコレクターズアイテム
どれぐらいレコードお持ちなんですか?と数回お客さんに聞かれたことがありまして、そう言えば何枚ぐらいあるんだろうか?正直正確には把握できてないので、大体LPとシングル合わせて5千枚ぐらいですかねー、と答えております。
そんなにお持ちなんですか!?という反応と、ああ、それぐらいですか、という反応とが返ってきます。私は5千枚ぐらいだと、一端のコレクターとして認めてもらえないのは良く分かっております。やはり万は超えないと・・・。
何でレコードコレクターとして片足、いや親指程度突っ込んだか、思い出してました。一つ強烈な記憶があります。
小学校4年生の時、病院の待合室に週刊誌が置いてあって、あまりにヒマだったからページを開いて見たところ、「あの大瀧詠一に幻の奇盤があった!」と廃盤特集がありました。監修はあのえとせとらの社長。ゲテモノ好き!とデッカイ文字であの独特のお姿が写真で載っており、凄い衝撃でした。そしてあの「レッツオンドアゲイン」帯付きのジャケ写がドーンと。ダブルパンチでした・・・・。その頃大瀧詠一のイーチタイムはお気に入りのレコードだったので、わーこんなレコードがあるんだ、聴いてみたいなぁ。それが一番のきっかけだった気がします。
それからそんなカルトなレコードが大好きになり、中古レコード店、古道具屋、もしくは変な場所で(肉屋の店頭や乾燥シイタケ屋の軒先でレア盤を買ったり。昔はそんな事もありました。)レコードを買いまくる人生がスタートしてしまいました。いいのか悪いのか・・・。
結局ずーっと探してたレッツオンドアゲインの帯付き、10年前ぐらいにやっと手に入れました。25年かかりましたね。そんなもんです、レア盤を手に入れるということは。
一番欲しかった物も手に入れてしまったので、物欲はなり落ち着き、レコードコレクターとしての道は辞めました。多分・・。
コレクターとは100か0。オールオアナッシング。とてもヘヴィな道です。なので聴きたいのをチョロチョロ買う程度にしてます。家族も居ますし・・。
今、山下達郎と大滝詠一の新春放談を聴きながら書いているのですが、丁度今、レッツオンドアゲインに入っているアンアン小唄が流れてきました、何と言う偶然。あーやっぱりコレクター道は抜けれない、いや抜けるな、とお二人に言われた気が・・・・・。
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